書評

今月のベスト・ブック SF

今月のベスト・ブック SF

海外作品のヒットを発端に国内でも何度目かのブームが起こりつつあるSF小説。作家・評論家の森下一仁氏による、いま読むべき旬な作品のガイドをお届けします。

今月のベスト・ブック『カーテンコール』筒井康隆 著/新潮社 (2023年12月2日)
今月のベスト・ブック『まぜるな危険』高野史緒/早川書房(2021年10月13日)
今月のベスト・ブック『新しい時代への歌』サラ・ピンスカー/竹書房文庫(2021年11月3日)
今月のベスト・ブック『残月記』小田雅久仁/双葉社(2021年12月3日)
今月のベスト・ブック『星新一の思想 予見・冷笑・賢慮のひと』浅羽通明/筑摩選書(2021年12月29日)
今月のベスト・ブック『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(上・下)アンディ・ウィアー/早川書房(2022年1月30日)
今月のベスト・ブック『NSA』(上・下)アンドレアス・エシュバッハ/ハヤカワ文庫SF(2022年3月5日)
今月のベスト・ブック『大日本帝国の銀河』(1~5)林 譲治/ハヤカワ文庫JA(2022年4月2日)
今月のベスト・ブック『流浪蒼穹』ハオジンファン/新☆ハヤカワ・SF・シリーズ(2022年5月5日)
今月のベスト・ブック『法治の獣』春暮康一/ハヤカワ文庫JA(2022年6月9日)
今月のベスト・ブック『いずれすべては海の中に』サラ・ピンスカー/竹書房文庫(2022年7月7日)
今月のベスト・ブック『新しい世界を生きるための14のSF』伴名 練/ハヤカワ文庫JA(2022年7月28日)
今月のベスト・ブック『地図と拳』小川 哲/集英社(2022年8月28日)
今月のベスト・ブック『流浪地球』劉慈欣 著 大森望 古市雅子 訳/KADOKAWA(2022年10月2日)
今月のベスト・ブック『Genesis この光が落ちないように 創元日本SFアンソロジー』宮澤伊織ほか 著/東京創元社(2022年11月8日)
今月のベスト・ブック『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』長谷敏司 著/早川書房(2022年12月1日)
今月のベスト・ブック『アナベル・アノマリー』谷口裕貴 著/徳間文庫(2022年12月30日)
今月のベスト・ブック『三体0(ゼロ) 球状閃電』劉慈欣 著/早川書房(2023年2月4日)
今月のベスト・ブック『地球の果ての温室で』キム・チョヨプ 著/早川書房(2023年3月7日)
今月のベスト・ブック『ガーンズバック変換』陸秋槎 著 阿井幸作・稲村文吾・大久保洋子 訳/早川書房(2023年4月2日)
今月のベスト・ブック『〈ファインダー・ファーガソン〉巡航船〈ヴェネチアの剣〉奪還!』スザンヌ・パーマー 著 月岡小穂 訳/早川書房(2023年5月2日)
今月のベスト・ブック『アブソルート・コールド』結城充考 著/早川書房(2023年6月4日)
今月のベスト・ブック『人類の知らない言葉』エディ・ロブソン 著 茂木健 訳/創元SF文庫(2023年7月7日)
今月のベスト・ブック『禍』小田雅久仁 著/新潮社(2023年8月3日)
今月のベスト・ブック『超新星紀元』劉慈欣 著 大森望 光吉さくら ワン・チャイ 訳/早川書房(2023年9月2日)
今月のベスト・ブック『最後の三角形 ジェフリー・フォード短篇傑作選』ジェフリー・フォード 著 谷垣暁美 編訳/東京創元社(2023年9月30日)
今月のベスト・ブック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』ジョン・スラデック 著 鯨井久志 訳/竹書房文庫(2023年10月31日)
森下一仁(モリシタカズヒト)
1951年生まれ、高知県出身。79年、短編「プアプア」で『SFマガジン』よりデビュー。SF作家、評論家として多数の著書を刊行。