時代小説文庫のみの新刊案内
平和書店アル・プラザ城陽店(京都府城陽市) 奥田真弓さん

 

 京都府郊外にあるショッピングセンター内の書店で文庫と文芸書を担当しております。

 当店の文庫売り場は時代小説のコーナーを設けているのですが、ジャンルとしてかなり需要があり、毎日のように来られる方もいらっしゃいます。

 掲示してある文庫の新刊予定表の文字が細かくて見辛い、ジャンルが分かれていないので探しにくい、とお客様からご要望があり、八年ほど前から時代小説文庫のみの新刊案内を作り始めました。

 取次や各出版社の新刊情報などから、時代小説文庫と思われるものを調べて抜き出し、一覧表にしています。

 発表の予定からタイトルが変更されたり、延期されたりすることも多いので、翌月分と同時に当月分として修正版も作っています。

 初めは作った一覧表を売り場に掲示していたのですが、コピーして手元に欲しいとの要望があり、印刷してお持ち帰りいただけるようにしました。

 九月号で九十五号。

 今では勤務店舗だけでなく、他の書店さんでもご利用頂いています。

 全国のどこかのお店の売り場のお役に立てていると思うと嬉しい限りです。

 お引越しをされたのに、月に一度「これを見ながら予定を考えるのが楽しみで」とおっしゃってわざわざ来てくださるお客様もいらっしゃいます。

 たくさんマーカーで印をつけておられる方も。

 大変な時もありますが、そういったお客様のお姿やお声がけをいただくと、続けてきてよかったなと思います。

 

 

時代文庫新刊コーナーにて展開中です。

私の推し本

『はじまりのスープ、夏ゼリー』
瀬尾まいこ・著
新潮社

 

瀬尾さんの描く、人と人との距離感は、いい塩梅の出汁加減、塩加減。読めばお腹が空いてきます。あぁ今夜は何を食べようかななんて、自然と前を向ける一冊です。