小説
ぬすびと
イラスト:諸星朋子
あらすじ

会員制のジムで働きながら夫と二人で細々と暮らしていた鳴海は、ある日突然、南雲栄輝という男から電話をうける。栄輝の母・八重子の行方を知らないかと訊ねられ、鳴海は二十五年前に最後に会った八重子を思い浮かべるが──。

どうしてわたしはあの子じゃないの
寺地はるな[著]
判型:文庫判
定価:803円(税込)
川のほとりに立つ者は
寺地はるな[著]
判型:四六判
定価:1,650円(税込)
寺地はるな(てらち・はるな)
1977年、佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞し、デビュー。20年『夜が暗いとはかぎらない』で第33回山本周五郎賞候補。21年『水を縫う』で第42回吉川英治文学新人賞候補、同年同作で第9回河合隼雄物語賞を受賞。23年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞9位入賞。近著に『わたしたちに翼はいらない』『こまどりたちが歌うなら』などがある。