閉塞的な村から逃げだし、身寄りのない街で一人小説を書き続ける三島天は、ある日中学時代の友人のミナから連絡をもらう。中学の頃に書いた、大人になったお互いに向けての「手紙」を見つけたから、30才になった今開封しようというのだ──。他人との間で揺れる心と、誰しもの人生に宿るきらめきを描く、感動の成長物語。
どうしてわたしはあの子じゃないの

定価:803円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52704-9
発売日:2023年11月15日

万人向けに量産された「大丈夫」ではなく、自分の人生にとって必要な「大丈夫」を与えてくれる
──伊藤朱里 (解説より)
羨み、傷つき、心揺れる10代。
そして年月を超えて踏みだす大人たちの新たな一歩。
本屋大賞ノミネート作家が描く、過去と今を繫ぐ感動作。

・かっこ悪い自分のことが好きになれる作品でした。
なんで、こんな物語が描けるのだろう。
(未来屋書店大日店 石坂華月さん)
・自分の葛藤を抱えて理想と現実の間で闘いながらも、
生きることに一生懸命な様子に胸が熱くなりました。
(紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん)

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