小説

「赤ずきん」シリーズ

「赤ずきん」シリーズ
イラスト:加藤木麻莉
あらすじ

人生を豊かにするため、いろいろな国を巡る旅に出た赤ずきん。シンデレラやヘンゼルとグレーテル、眠り姫たちと出会い、そこで起きる事件を解決していきます。マッチ売りの少女、エレンと対決した赤ずきんは家に帰る途中、ピノキオの腕を拾います。体がバラバラになってしまったというピノキオに同情し、もとの体にしようとピノキオの体を集める旅をつづけることに。その旅でも様々な謎を解き明かし、ピノキオとしばらく一緒に暮らすことになった赤ずきんの前に、指輪の魔人があらわれます。聞けばアラビアのある国に来てほしいとのこと。そこでも、とある女性の人生を左右する謎を解いた赤ずきん。出かけるたびに難事件を解決してきた赤ずきんの旅はまだまだつづくのでした……。

青柳碧人(あおやぎ・あいと)
1980年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。2009年「浜村渚の計算ノート」で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞してデビュー。19年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は多くの年間ミステリーランキングに入り、本屋大賞にノミネートされた。数々のシリーズ作品のほか、『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』『クワトロ・フォルマッジ』『怪談刑事』『むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。』などがある。