道場に押しかけた無頼の浪人どもを撃退した生馬だが、調べの途中経過を報告に来た岡っ引きの仁蔵から、今回の襲撃には十河藩という美作国の小藩が関わっていたことを告げられる。己とはなんの因縁もない小藩の関与に生馬は困惑するばかりだが、惠比壽屋の主与惣兵衛には何か思い当たる節があるらしく――。心優しき巨躯の剣士「迷い熊」が悪を討つ! 痛快人情活劇シリーズ第五弾!!