定海の地で御前こと樺島隆胤が亡くなった後、出仕しはじめたとはいえまだ幼い藩主の後見をめぐって、再び政変の兆しが起きる。忠兵衛ははたしてどんな行動を起こすのか? 書き下ろし長編時代小説、待望の第13弾。