福寿草が雪を割る新春。浅間三左衛門とおまつの長女おすずが嫁入りすることとなった。胸に穴があいたような三左衛門だったが、元風烈廻り同心八尾半兵衛に「幸せと淋しさは背中合わせ」と慰められる。祝言から数日後、七十を過ぎても矍鑠としていたはずの半兵衛の様子がおかしい。妻のおつや曰く、まだら惚けだという。徘徊のすえ、行方知れずになった半兵衛は、倉木主水と名乗る若侍に背負われ屋敷に戻ってくるのだが……。人情長屋の悲喜こもごもを描く傑作新装版、最終巻!
照れ降れ長屋風聞帖 十八 まだら雪 〈新装版〉 完
定価:726円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67107-0
発売日:2022年4月14日
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喜びも悲しみも、生きていればこそ
《シリーズ累計95万部突破》
人情、正義、江戸の粋、三拍子揃った傑作、堂々完結!
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