序章 『ホームズと白隠禅師』
『お宅で眠っている骨董品等ございませんか? 鑑定・買取いたします』
京都寺町三条の賑やかなアーケードを歩いていると、軒を連ねる商店の中に、それは小さな骨董品店があった。
看板には『蔵』という一文字。これが店名らしい。
(骨董品店というと『ギャラリー〇〇』や『アンティーク〇〇』『◯◯堂』と店名があれこれ浮かぶのに、『蔵』の一文字だなんて、随分とシンプルなんだなぁ)
それが、この店の第一印象。
店の雰囲気は骨董品店というより、レトロなカフェのようだ。
明治・大正時代を思わせる和洋折衷な作り。入口付近に喫茶コーナーがあり、奥に商品が並んでいる。年配の女性や男性がコーヒーを飲んで楽しそうに語らっている姿も見えた。
本当に看板さえ見なければ、カフェだと思ってしまうかもしれない。
お店の前でコソコソと中を窺っていると、通り過ぎる人たちがチラチラとこちらを見ていることに気が付いた。
「…………」
慌てて姿勢を正して、何食わぬ顔を見せる。
女子高生が骨董品店の前をウロウロしているのは、奇妙に見えるのかもしれない。
『入りたくても入れないのね、あの子』そんなふうに見られているかもしれない。
もし、そんなふうに思われているとするなら……はい、正解です。
そう、私はこの骨董品店に、入りたいと思いながらも、入れずに店の前をウロウロしてしまっている残念な女子高生だ。
だって、オープンで北欧風な雑貨店だったり、もっとライトなアンティークショップならさておき、いかにも『骨董品店』な雰囲気はどうにも気軽に入れない。
『鑑定・買取いたします』
その文字を偶然目にしてからというもの、この店が気になり、もう何度も入ろう入ろうと思いつつ、結果的に素通りしてきた。
日本一の観光地といっても過言ではない『京都』。一年中、たくさんの観光客が世界中から訪れる。だけど、その地に住む高校生にとっては、意外に『遊ぶところがない町』だ。
神社仏閣は素敵だし癒されるけれど、友達と集まって遊びに行くところではない。
遊びに行くところはカラオケだったり、大型ショッピングモールだったり、三条の映画館に寄ってアーケードをウロつくくらいだ。
ちなみに三条商店街のゆるキャラ『三条と~り』という鳥のマスコットは、なかなか可愛らしいと思っていて、お気に入りなんだけど。
あ、この店の入口のところにも、『三条と~り』のポスターが貼られている。
やっぱり可愛いな、癒される。と、それはさておき、そんなわけで、この三条商店街に遊びに来ては『蔵』を横目で見つつ、素通りしてしまっていた。
いつまでもウロウロしているわけにはいかない。
手にしている紙袋の紐をギュッと握る。
(よし、入ろう!)
意を決した瞬間、背後からスッと、スーツを着た中年男性が自分を追い抜いてカランと扉を開けた。
「おー、ホームズおるかー?」
そんなことを言いながら、店に入って行く。
(ホームズ?)
怪訝に思いながらも、その男性につられるように、自分も店内へと足を踏み入れた。
店に入るなり目にしたのは、古き良き洋館の応接室を思わせるアンティークなソファー。
楽しげにコーヒーを口に運ぶ初老のご婦人。決して高くない天井には小ぶりのシャンデリア。壁には大きな柱時計。店の奥のたくさんの棚の上に並ぶ骨董品に雑貨。
入口から見たら小さな店だったけれど、随分と奥まっているようだ。
ソファーがある応接スペースの側にカウンターがあり、大学生にしか見えない若い男性が椅子に腰を掛けていた。
「いらっしゃいませ」
その学生にしか見えないカウンターの彼は、私たちの方に目を向けてニコリと微笑んだ。
細身の身体、少し長めの前髪に白めの肌。そして鼻筋の通った、なかなかの……。
いや、かなりのイケメン。
……カッコイイかも。アルバイトの人なんだろうか?
「ホームズ、これ、識てくれへん?」
スーツ姿の中年男性は椅子に腰を下ろして、風呂敷をカウンターの上に置いた。
「上田さん、いいかげん、『ホームズ』って呼ぶの、やめてもらえませんかね」
「ええやん」
悪びれもしない『上田さん』に『ホームズ』と呼ばれているイケメンは肩をすくめつつ、白い手袋をして、丁寧に風呂敷をほどいた。
開かれた風呂敷の中には、見るからに立派そうな長方形の桐箱。さらに箱を開けると、太く巻かれた金の表装が見えた。
どうやら、掛け軸らしい。それは『高価なもの』という雰囲気を漂わせている。
「金襴表装ですか……」
ホームズさんは『へぇ…』と零して、顔を上げた。
「随分と着物がいいですねぇ」
「やろ? 俺もそう思ったんやけどな」
そんな会話を耳にしながら、小首を傾げた。
(着物がいい?)
すると、ソファーでコーヒーを飲んでいた初老のご婦人が立ち上がり、
「まあまあ、着物やて?」と言いながらズイッと身を乗り出した。
「なんや『着物がええ』って言うから、着物かと思ったら掛け軸やん。また、随分と立派やなぁ」
無遠慮に声を上げる彼女に、ホームズさんは笑みを返した。
「着物がいいというのは、『立派すぎる』ということですよ、美恵子さん」
みんな顔見知りの常連らしい。
「立派すぎたらあかんの?」
「ええ、嘘をつく者がペラペラと言葉を並べるように、ニセモノほど、こうして箱や表装が立派すぎたりするんです。そうしたものを『着物が良すぎる』と言ったり、『次第が悪い』とも言うんです」
穏やかな語り口で説明する彼に、私は話を横聞きしながら『へぇえ』と小さく頷いた。
「へえ、そうなんか。つまりハッタリいうことやなぁ。そんじゃあ、それもニセモノなん?」
掛け軸に視線を落とした美恵子さんに、ホームズさんは小さく首を振る。
「いえ、それはこれから識てみないと。これまた、先入観にとらわれてはいけませんから」
丁寧に掛け軸を手に取って、ゆっくりと開くと、金襴表装の中に富士山が描かれていた。
手前には桜の木。
その向こうに、悠然とそびえ立つ富士。
それは、吸い込まれるような迫力だった。
(……すごい)
こっそり窺いながら、その掛け軸の富士山に圧倒され、感動すら覚えた。
「ほぉ、これはこれは」
感心したように漏らすホームズさん。
「なっ、すごいやろ」
上田さんが目を輝かせながら、身を乗り出した。
「『横山大観』の『富士と桜図』。なかなか良い品ですね」
「やろ。これは状態もええし、かなりのモンちゃう?」
「まあまあ、横山大観やて。高価なもんちゃうの?」
美恵子さんが上田さんの方を見て言う。
「そら、大観のホンマもんやったら、五百はくだらんで。これやったら、もしかしたら千いくんちゃう?」
「一千万か! 上田さん、すごいやん!」
「やろ?」
盛り上がる二人を前に、ホームズさんは少し申し訳なさそうに眉を下げた。
「……そうですね。とても美しいですし、状態も良いのですが、残念ながらこれは『工芸画』ですね」
その言葉に上田さんは動きを止めて、怪訝そうに眉を寄せた。
「……ホンマか? 大観の工芸画やったら『工芸』って判が捺してあるもんやろ? どこにもないやん。ホンマもんちゃうの?」
「いえ、これは『工芸画』ですね。間違いないです」
サラリと告げるホームズさんに、上田さんは急に力が抜けたように肩を落とした。
『工芸画』がなんのことか分からないけど、どうやらニセモノだったらしい。
(……なぁんだ)
上田さんって人と同様、私も少しガッカリしてしまった。
だって、あの絵に感動してしまったから。
ニセモノの掛け軸を観て感動しちゃうだなんて、私も本当にショボいなぁ。
だけど、本物と信じて持ち込んだ彼こそショックは大きいだろう。きっと、その鑑定に納得いっていないに違いない。
店主さんもお若いものね。まだまだ、未熟なのかもしれないですよ?
なんて、声に出せないことを心の中で呟いていると、意外にも上田さんは、すぐにスッキリとした顔を見せた。
「なぁんや、そっか。これは『もしかして』思ったんやけどなぁ。まぁ、お前が言うなら間違いないやろ」
ふぅ、と息をついて、頬杖をつく上田さん。
(……あれ、こんなにアッサリ納得しちゃうんだ)
様子を窺いながら、簡単に引き下がる彼に、私は拍子抜けしてしまった。
それにしても、『お前が言うなら間違いない』だなんて、あの若いイケメン店主さんのことを随分と信頼しているんだな。
私の目には、どうしても大学生にしか見えないのに。
「なぁ、ホームズ、お前ならいくらの値をつける?」
「そうですね……状態も良いですし、十万くらいでしょうか。買い取りましょうか?」
「結構や。目の利かない骨董品屋に持って行くわ」
上田さんは悪びれもせずにそう言って、掛け軸を風呂敷で包んだ。
……十万。
それだって、かなりの額だ。私なら十万円ももらえたなら、十分すぎるくらい。
話に耳を傾けながらも、いつまでも近くで様子を窺っているのもバツが悪く、そのままなんとなく店の奥へと足を向けた。
「……わぁ」と思わず声が漏れる。
ズラリと立ち並んだ棚に、それは綺麗に並べられた壺や茶碗。
反対側にはティーカップセットやキャンドルスタンドといった西洋のものもあった。
高価なものから、私でも手が届く低価格の雑貨まで、たくさんの品物が置いてあるものの雑然とした感じはなく、それは綺麗に並べられている。
とても大切に扱われている、そんな感じがした。
(本当にいろんなものがあるなぁ)
中国の宮殿にありそうな壺やタンスに茶器。西洋のアンティークドールまで。
このお人形、とっても綺麗。陶器の肌に、大きな青い瞳、流れるような金髪。
ジッと見ていると、どうしてか寒気がした。
って、この人形、綺麗だけど、なんだか怖いかも。
慌てて目をそらして、他のものを見る。
あ、こっちの置物は、素敵。珍しい紅茶のパックまで置いているんだ。
少し楽しい気持ちになりながら、あれこれと眺め、ガラスケースに入った湯飲み茶碗の前で足を止めた。
「…………」
一見いびつに歪んだ形に見える、白をベースに赤褐色の模様が入った湯飲み茶碗。
華美ではない、素朴な装い。だけど、なんだろう、すごく『いいなぁ』と思う。
その場に足を止めて、ジッと眺めていると、
「……お気に召しましたか?」
背後で声がして驚いて振り返ると、ホームズさんが柔らかな笑みを浮かべていた。
「あ、いや、なんか、分からないんですが。なんとなく、いいなって」
緊張に声が裏返る。
こ、この人、近くで見ると、よりカッコイイ。
髪の毛がサラサラで、背も高くて、足も長くて。何より、すごく上品そうで。
目を泳がせている私に、彼はまた柔らかな笑みを口元に浮かべた。
「そうですか、どうぞごゆっくりご覧になってくださいね」
それだけ言って背を向けた彼に、「あ、あの!」と咄嗟に声を上げてしまった。
「はい」と振り返るホームズさん。
紙袋を差し出して、『これ、鑑定してほしいんですが』と言おうとするも、言葉が出ない。
「えっと、あの。……どうして、『ホームズ』って呼ばれているんですか?」
つい、素っ頓狂なことを尋ねてしまった私に、彼は目をパチクリと開いた。
「や、やっぱり、シャーロック・ホームズみたいにいろんなことが分かるからですか?」
気恥ずかしさから、勢いで話を続けてしまう。
すると彼はとても楽しそうに、目を弧の字に細めた。
「……そうですね。君が大木高校の生徒で、だけど元々は関西人ではなく関東の人間だということ。京都に移り住んで半年くらいでしょうか。この店に来たのは鑑定してほしいものがあるから。だけど、その品物は自分のものではない、ってことくらいは分かりますが」
「す、すごい」
ズバリと当てられて、目と口が開いた。
「そのくらいは、誰にでも分かりますよ。君の制服は大木高校のものですし、言葉のイントネーションが関東ですから」
ハッとして自分の姿を確認した。紺のブレザーにチェックのスカート。
そうだった、今は制服姿だ、間抜けすぎる。
「で、でも、移り住んで半年くらいってどうして分かるんですか?」
「それはなんとなくの勘です。引っ越して来たばかりという感じもしないし、かといって、しっかり馴染んだという感じもしない。となると、去年の夏休みに引っ越して来たのかなと」
まさにその通り。去年の夏休み明けに、今の高校に転入した。
そうして、半年。今は三月だ。
「それじゃあ、鑑定してほしいものが、自分のものではないっていうのは、どうして分かったんですか?」
「ここで鑑定するようなものを高校生が持っているとは思えないですしね。となると多分、お祖父さまかお祖母さまのものと思うのが自然です。何より、自分のものではないから、鑑定してもらうのにためらいを感じている。――違いますか?」
言葉が出なかった。
……誰にでも分かるなんて言ったけど、普通こんなふうに分かるものなの?
ううん、そんなことない。
これが『ホームズ』と呼ばれる所以なのかもしれない。
「だけど、君はお金を必要としていて、背に腹は代えられない状態です。だから、許可を取らずに、それを勝手に持ち出した、といったところでしょうか」
今度はバクンと鼓動が跳ねた。
「ど、どうして」
分かるんですか? 最後まで言葉が出ない。
「許可を得てるものでしたら、ためらわないでしょう?」
喉元にナイフを突きつけられているかのように、グッと息が詰まる。
「そのためらいが示すように、君は元々家族のものを勝手に持ち出して売ろうとするような子ではないようですね。だけど実行に移した。つまりそれは本当に切羽詰まっている状態であることを意味している。どうしても急ぎでお金が必要なわけがある、違いますか?」
目も口も閉じることを忘れるくらいに、驚いていた。
虚を衝かれて立ち尽くす私に、会話を聞いていた上田さんが呆れたように息をついた。
「おい、清貴、怖がっとるやんけ。それやめろって言うてるやろ。だから、やっぱりお前は『ホームズ』なんやて」
彼の言葉に、本名は『清貴』という名前らしい、若き店主は苦笑した。
「あ、すみません、つい」
申し訳なさそうに眉を下げる彼に、「い、いえ」と首を振った。
それでもまだ、バクバクと心臓がうるさい。
「ちなみに、『ホームズ』と呼ばれているのは、『シャーロック・ホームズ』からきているわけではなくて、ただのあだ名なんですよ」
「……で、ですから、なんでも分かるから、『ホームズ』ってあだ名なんですよね?」
「いえ、苗字が『家頭』というんです。それでホームズと呼ばれているんです」
胸元のネームプレートを指して告げた彼に、動きを止めた。
家に頭で、やがしら?
で、家頭。
「……ああ、なるほど」
急にくだらなく思えてきた。
すると美恵子さんが鼻息荒く身を乗り出した。
「それだけちゃうで、清貴ちゃんはすごいんやで。この春から京大の大学院生になるんやから」
京大の大学院生?
やっぱり、学生なんだ。しかも、京大だなんて……。
「す、すごいんですね」
心底からそう漏らすと、ホームズこと清貴さんは愉快そうに口角を上げた。
「僕のすごいところはそこじゃないんです」
「へっ?」
「僕はずっと京大に憧れていましてね、祖父も父も京大出身でしたし」
「はあ」
「だけど、現役で京大に入ることはできなかったんです。祖父と遊んでばかりいまして」
……あれ、今、『祖父と遊んでばかり』って言った?
いや、きっと聞き間違いだよね? お祖父さんとそんなに遊ぶわけがないだろうし。
つまりホームズさんは浪人してがんばって、京大生になることができたとでもいうのだろうか? それは確かに本当にすごいことだ。私なら浪人なんてせずに、とりあえず自分の入れる大学に進学して、それで満足してしまいそうだもの。
うんうん、と頷いていると、
「それで、僕は京都府大に入ることにしたんです」とホームズさんは人差し指を立てた。
「はっ? 京都府大?」
「ええ、『府大』です。ですが、僕はこの春から京大大学院に入れることになったんですよ。このまま修了した場合、最終学歴はどうなると思います?」
「え、ええと、京都大学院卒?」
「そういうことです。あの京大も、大学院からは割と入りやすいんですよ。府大から京大に横入りコース。なかなか賢い手だと思いませんか?」
目を輝かせながら誇らしげに言う彼に、顔が引きつる。
な、なんか、ちょっとコスい。
「……あ、今、もしかして『コスい』って思いました?」
「い、いえ」
怖ッ! やっぱ、この人、ホームズだ!
再び冷や汗が出そうになった。
「君の名前は?」
「真城葵です」
「素敵な名前ですね。君の名前をつけたのは、お祖父さんかお祖母さんですか?」
「あ、はい」
「なるほど、葵さん一家は、祖父母の家に移り住んだわけですね?」
「そ、そうです」
「お住まいは左京区ですか?」
「そ、そうです」
「下鴨神社が割と近いところ?」
「え、ええ、そうです、どうして分かるんですか?」
目を剥く私に、上田さんと美恵子さんがドッと笑った。
「どうしてってなぁ」
「ええ、それはねぇ」
「『葵』といえばなぁ」
アハハと笑う三人に、一方の私はわけが分からない。
小首を傾げている私に、表情を正したホームズさんがゆっくりと視線を合わせた。
「……葵さん、うちは未成年からは品物を買い取らないんです。保護者の同伴、もしくは正式な委任状を必要とするんですよ」
その言葉に肩の力が抜ける気がした。残念な反面、ホッとした気持ちになったというか。
犯罪を起こす前に捕まった犯人の気分だ。
「ですが、鑑定だけならいたしますので、もし良かったら持参したものを見せていただけますか? あなたが持って来たものなら、良いものかもしれない」
ニコリと微笑む彼に、「えっ?」と私は目を開いた。
(私が持って来たものなら、良いものかもって、どういうこと?)
「コーヒーを淹れますよ。飲めますか?」
「あ、はい。お砂糖とミルクがあれば」
「それではカフェオレを淹れましょう。ソファーに座っていてください」
楽しげに笑いながら店の裏へと入って行く彼の姿を眺めつつ、私はそっと喫茶コーナーのソファーに腰を下ろした。
「葵ちゃんはどこから来たん? 東京か?」
興味津々という様子で身を乗り出す美恵子さんに、小さく首を振った。
「あ、いえ。埼玉の大宮です」
「転勤で来たん?」
「はい。一昨年祖父が亡くなりまして、祖母が一人になってしまったので、これを機に同居しようって話になりまして。ようやく父の転勤願いが通って、去年の夏にこっちへ」
「もう慣れたかいな」
「……ええ」
そっと頷いた時に、コーヒーの香りが鼻腔をかすめた。
顔を上げるとトレイを手にしているホームズさんの姿が目に入った。
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