大川に浮かぶ小舟に並んだ、若い男と後家貸しの女の屍骸。白い帷子を纏い、それぞれの手に包丁を握っている姿から、相対死にとして処理されるが、女の恨みの籠もった死に顔を目の当たりにした蛙屋忠兵衛は、殺しの臭いを感じ取り密かに調べを進めはじめる――。蔓延る悪に引導を渡す、闇の男たちの活躍を描く、衝撃のシリーズ第二弾!!