悪名高い米問屋岩田屋の一人娘のおさちが拐かされた。岩田屋のあるじの恵三におさち探しの助力を請われた湯瀬直之進は岩田屋に詰めることとなった。一方、おさちの行方を追うことになった樺山富士太郎は探索を進めるうちに、おさちの周辺をうろつく浪人者の存在を嗅ぎつける。大人気書き下ろしシリーズ第四十八弾。