市中を震撼させる凶賊〝鰯小僧〟。殺しをも厭わぬ凶悪な一味を捕縛すべく、又兵衛も出役に駆りだされるが、火盗改の活躍により、ひとりの小者を除いてことごとく捕らえられ、断罪にされた。呆気ない結末に疑念を抱いた又兵衛が調べをすすめると、怪しげな銭両替のすがたと、壮大な悪事のからくりが浮かびあがり──。怒りに月代朱に染めて、許せぬ悪を影裁き。時代小説界の至宝坂岡真が贈る、令和最強の時代シリーズ第十四弾!