日本昔ばなし×本格ミステリふたたび! 2019年4月に刊行されるやいなや瞬く間にベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。今回収録されたのは、「かぐや姫」「おむすびころころ」「わらしべ長者」「さるかに合戦」「ぶんぶく茶釜」の5編。果たしてこれらの昔ばなしがどんなミステリになったのか。各作品を通してのテーマが隠されており、それぞれのつながりも楽しい短編集です。
むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。
定価:1,485円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24454-0
発売日:2021年10月21日
拡大する
累計30万部突破!
昔ばなし×ミステリ、第2弾!
かぐや姫って……え!?
わらしべ長者。物々交換の結果……おお!
猿VS蟹。本当の勝者は誰?
今回も、読めば必ず誰かに話したくなる、驚き5連続の短編集。
拡大する
またまた死体がありました……。
「竹取探偵物語」
竹から生まれたかぐや姫。竹取のシゲと幸せに暮らしていましたが、ある日シゲの子分であるヤスの家から出火し、焼け跡からヤスが刺殺体で見つかりました……。
「七回目のおむすびころりん」
怠け者のくせに欲張りな惣七じいさん。米八じいさんが金銀財宝をもらった話を聞き、自分もねずみの穴に転がっていきますが、何回も何回もループして……。
「わらしべ多重殺人」
暮らしに絶望していた半太。観音様のお告げで、1本のわらしべを手に西に向かい、出会う人々と物々交換をしますが、その人々はある事情を抱えていたのです……。
「真相・猿蟹合戦」
あまりにも有名な猿と蟹の戦い。いじわるな猿が蟹に柿の実を投げ付け蟹は死んでしまいますが、実はこの話、とんでもない真相があったのです……。
「猿六とぶんぶく交換犯罪」
茶釜に化けて、アクロバティックな演技を披露する狸の茶太郎。この茶太郎、「かちかち山」でうさぎに火をつけられた狸と兄弟だったことはご存じでしょうか……?
関連記事
試し読み
関連作品
関連の特設サイトをみる