太閤秀吉の居城となる伏見城の普請が進む中、盗賊石川五右衛門が京の三条河原で釜茹での刑に処せられた。凄惨な光景に茂兵衛も顔を顰めるしかない。無謀な「唐入り」も強行し、最近の秀吉はさすがにおかしい。暗澹たる茂兵衞にさらなる追い打ちがかかる。小田原の大久保忠世が危篤だというのだ。長く一緒に戦ってきただけに忠世とは愛憎半ばする仲だ。今生の別れを告げるため、鉄砲百人組を引き連れて東海道を急ぐ茂兵衞だが、途上、何者かの襲撃を受ける——。戦国足軽出世物語、不協和音響く第十四弾!
三河雑兵心得 14 豊臣仁義
定価:748円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67204-6
発売日:2024年6月12日
拡大する
走るんだ茂兵衞、
恩讐の彼方まで!
戦国足軽出世物語、別れと涙の第14巻!
累計130万部突破!
関連記事
関連作品
関連の特設サイトをみる