ついに侍大将、と喜んだのも束の間、思わぬ横やりで足軽大将に据え置かれた茂兵衛。徳川家で生きていくのは甘くない。そんな折、秀吉の惣無事に従うため「真田との和睦を天下に示す策を述べよ」と家康に命じられる。思わぬ無茶ぶりに四苦八苦するうち、本多平八郎の娘・於稲と真田昌幸の嫡男・源三郎の婚姻が持ち上がったから、さあ大変。当然のように平八郎の説得を押しつけられてしまう。はたして茂兵衛は、家中きっての「真田嫌い」の猛将を陥落させることができるのか!? 戦国足軽出世物語、難攻不落の第11弾。
三河雑兵心得 11 百人組頭仁義
定価:715円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67149-0
発売日:2023年3月15日
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どうする茂兵衛、
決めるのはおまんだら!
「この時代小説がすごい! 2022年版」(宝島社)文庫書き下ろしランキング第1位!
累計80万部突破!
戦国足軽出世物語、もはや大河的勢いの第11巻!
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登場人物紹介
植田茂兵衛……徳川家の鉄砲百人組頭 三河国渥美植田村の元百姓
木戸辰蔵……茂兵衛組の二番寄騎 茂兵衛の朋輩で、妹タキの夫
乙部八兵衛……徳川家の隠密の元締め 茂兵衛とは腐れ縁の仲
本多平八郎……徳川家の侍大将 茂兵衛の元上役
真田昌幸……信濃国の大名 表裏比興之者と呼ばれる狡猾な男
真田源三郎……昌幸の嫡男 父親とは違って爽やかな好青年
本多正信……家康の軍師 知恵を存分に奮う
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