家康の危機を身を挺してかばい、九死に一生を得た茂兵衛。ようやく傷も癒えたころ、会津征討の陣触れが諸大名に下された。上杉景勝の戦支度を糺す家康の書状に、上杉家家老の直江兼続が無礼千万な返書を寄越したのだ。だが、江戸を経て会津に迫らんとした矢先に、石田三成挙兵の報が舞いこむ。家康はすぐさま北上を中止し、畿内にとって返して三成を討つことを決意する。茂兵衛率いる鉄砲百人組は、先鋒の福島正則、黒田長政らとともに、東海道を西へと奔る。戦国足軽出世物語、機運到来の第十六弾!
三河雑兵心得 16 関ケ原仁義 中

定価:759円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67249-7
発売日:2025年6月11日


累計150万部突破!
いい顔だな茂兵衛、
向こう傷は男の勲章だ!
戦国足軽出世物語、風雲急を告げる第16巻!


登場人物紹介
植田茂兵衛……徳川家の侍大将で鉄砲百人組頭 三河国渥美植田村の元百姓
植田弥左右衛門……茂兵衛の一人娘・綾乃の入り婿
本多平八郎……徳川家の大名 上総国大多喜で十万石を領する 茂兵衛の元上役
井伊直政……徳川家の大名 上野国箕輪で十二万石を領する
福島正則……豊臣家恩顧の大名 尾張国清洲で二十四万石を領する

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