新たに版図となった甲斐と信濃を踏みならすため、茂兵衛は信州惣奉行の寄騎として東信濃に派遣される。彼の地でまみえたのは有力国衆である真田昌幸。実力は申し分ないながら狡猾さと変わり身の早さから信用が置けないと評される御仁である。一方その頃、主君家康は苦悩していた。織田家を簒奪した秀吉との間で開戦の気運が高まるものの国力の差は歴然、しかも血気に逸る徳川家臣団は制御不能に陥っていた。かくして、実は隠れ非戦派の茂兵衛にもついに出陣が命じられるが……。戦国足軽出世物語、右顧左眄の第8弾!
三河雑兵心得 8 小牧長久手仁義
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定価:704円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67096-7
発売日:2022年2月9日
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しっかりしろ茂兵衛、もう遠慮はいらないぞ!
「この時代小説がすごい! 2022年版」(宝島社)文庫書き下ろしランキング第1位!
60万部突破!
汗だく血だらけ泥まみれ。でもしぶとく生き残る。
戦国足軽出世物語、茂兵衛、思案投げ首の第8巻!
ブックレビュー
この物語に社会での「あるある」として共感する人は多いのではないか。普段歴史小説を読まない人にも、受け入れやすいシリーズとしておすすめしたい。
徳川家康の下で、鉄砲大将にまで出世しても、植田茂兵衛の悩みは尽きない。井原忠政の「三河雑兵心得」シリーズ第8弾。今度は小牧長久手の戦いだ。
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