特急スーパー北斗で札幌に通う関口透は、車内で出会った鎌谷理佐子に興味をいだき、彼女を尾行した。その後、理佐子は行方不明になった。上京した関口は、浅草の祭りで理佐子にそっくりの娘、松平かえでにめぐり会った。しかし、その松平かえでは毒殺され、十津川警部が捜査に乗り出す。やがて事件の背景に、松平家にまつわる黒い野望が渦巻いていることを摑む。