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小説

北の御番所 反骨日録 【一】 春の雪

芝村凉也[著]
北の御番所 反骨日録 【一】 春の雪
あらすじ

悪名高い本所の金貸しが、深川櫓下の女郎屋で何者かによって刺し殺された。白糸という名の女郎を捕縛した定町廻り同心からその経緯を聞いた用部屋手附同心の裄沢広二郎は、現場の状況と白糸の自白に不審を抱く。またさらに裄沢は、北町奉行・小田切土佐守直年の命を受けた内与力から無理難題を押し付けられ……。幼馴染みから屁理屈屋と揶揄されながらも、道理に合わなければ上役にも臆せず物申す裄沢の奮闘と奉行所内の人間模様を描く、待望の書き下ろし痛快時代小説、ここに開幕!

北の御番所 反骨日録 【一】 春の雪
芝村凉也[著]
判型:文庫判
定価:748円(税込)
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芝村凉也(しばむら・りょうや)
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛 江戸見聞」シリーズにてデビュー。重厚な筆致と優れた人物描写で話題となり、大きな注目を集める。主な著書に「御家人無頼 蹴飛ばし左門」シリーズ、「長屋道場騒動記」シリーズ(ともに双葉文庫)、「素浪人半四郎百鬼夜行」シリーズ(講談社文庫)、「討魔戦記」シリーズ(祥伝社文庫)、『風燃ゆる』(角川文庫)などがある。