小説
北の御番所 反骨日録 【一】 春の雪
あらすじ
悪名高い本所の金貸しが、深川櫓下の女郎屋で何者かによって刺し殺された。白糸という名の女郎を捕縛した定町廻り同心からその経緯を聞いた用部屋手附同心の裄沢広二郎は、現場の状況と白糸の自白に不審を抱く。またさらに裄沢は、北町奉行・小田切土佐守直年の命を受けた内与力から無理難題を押し付けられ……。幼馴染みから屁理屈屋と揶揄されながらも、道理に合わなければ上役にも臆せず物申す裄沢の奮闘と奉行所内の人間模様を描く、待望の書き下ろし痛快時代小説、ここに開幕!
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