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小説

定食屋「雑」

原田ひ香[著]
定食屋「雑」
あらすじ

真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、健康的な手料理で夫を支えていたある日、突然夫から離婚を切り出される。理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。大雑把で濃い味付けの料理を出すその店には、愛想のない接客で一人店を切り盛りする老女“ぞうさん”がいた。沙也加はひょんなことから、この定食屋「雑」でアルバイトをすることになり──。個性も年齢も立場も違う女たちが、それぞれの明日を切り開く勇気に胸を打たれる。ベストセラー作家が贈る心温まる定食屋物語。

定食屋「雑」
原田ひ香[著]
判型:四六判
定価:1,760円(税込)
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原田ひ香(はらだ・ひか)
1970年、神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞、07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。著書に『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『三千円の使いかた』『口福のレシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』、「ランチ酒」「三人屋」シリーズなどがある。