一言もなく行方をくらました人を想い続けるなど、馬鹿馬鹿しいことかもしれない――理世はそう思いながらも一生縁談を断り、大平家の一員として働いて生きていくと決心した。将太がいなくなってもずっと泣きはしなかった。一方、周りからすれば逐電した形の将太は、隠密の勤めで遠く八丈島に渡り、流人の近藤富蔵との再会を喜んだ。それから一年ぶりに江戸に戻り、姿を現した将太への人々の驚きは? 理世の反応は!? 到底叶わぬ恋に、本人たちすら思いもよらなかった納得の決着。笑顔こぼれる完結巻!
義妹にちょっかいは無用にて 7 完

定価:770円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67244-2
発売日:2025年4月9日


堂々の完結!
間宮林蔵のもとで隠密修行をする将太に八丈島から江戸に帰る許可が。まっさきに遂げることといえば――
想いを堪えにこらえた先の超感動巻!

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