呉服商・芦名屋の一人娘・おれんの姿が見えなくなったと手代の新吉が将太らのもとに大慌てでやってきた。おれんはきっと、惚れている将太に見つけてほしいのだ。先だって義兄への恋心を自覚した理世は、優しい将太が捜索に駆け回るのを複雑な気持ちで見るのだった。そんなある晩、手習所に泊まることになった謎の多い男・朱之進が、夢うつつの将太に向かって自分と理世との秘めた関係を突如独白しはじめた——想いを表に出せない苦しさ。悩みは多々あれど日々前進する江戸の若者たちを生き生きと描く、好評シリーズ第4巻!
義妹にちょっかいは無用にて 4
定価:748円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67207-7
発売日:2024年7月10日
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伝えてはいけない
花を見ただけで、似た柄の着物を着ていた妹を思い出す——
兄上さまに贈りたい袂落とし。ひと針ひと針に想いを込めて——
禁断の時代シリーズ、兄弟の気持ちが揺れ動く第4弾!
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