矢島与一郎の若い頃の剣術仲間が箱根で道場を開いているという。招待を受けて、与一郎、師範代の龍治をはじめ、門下生の将太ら矢島道場の面々、さらに勇実や千紘、菊香までもが加わって、箱根路へ。交流試合だけでなく、お参りや温泉も楽しむ物見遊山の旅だ。しかし、いま箱根には〝 関八州を荒らし回っている盗賊がいる〟という噂が入る。その盗賊が狙うお宝を、かの鼠小僧も狙っているらしい。かくして行楽が一転、てんやわんやの大騒動に。シリーズ第7弾は旅行篇。観光シーズンにお届けします!
拙者、妹がおりまして 7
定価:693円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67132-2
発売日:2022年10月13日
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今回は楽しき箱根温泉旅行でございます~
ところがどっこい、到着するとお山は何やら不穏な空気――〝お宝〟を巡って、一行は大捕物に巻き込まれる!
怪盗 鼠小僧現る!
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〈箱根の旅路、御一行様〉
白瀧勇実(手習所をやっている)
白瀧千紘(勇実の妹)
亀岡菊香(勇実の想い人)
亀岡貞次郎(菊香の弟)
矢島龍治(千紘を想っている)
矢島与一郎(龍治の父。道場主)
大平将太(千紘の幼馴染み)
寅吉(矢島道場の門下生)
〈温泉場の人々〉
佐伯欣十郎(箱根の道場主。与一郎の同門)
銑一(佐伯道場門下生の筆頭)
おたよ(温泉宿の女主人)
燕助(郷里の箱根に帰った元女形)
卯兵衛(仕入れ旅で箱根に来た商人)
次郎吉(神出鬼没で身軽。謎の男)
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