己を出さず、謎めく雰囲気の朱之進。その朱之進を見初めたという縁談相手が弓の競射会に顔を出すらしい。色めき立つ仲間たちに〝宿敵〟である腹違いの弟・剛之助に勝つところを見届けてほしいと朱之進は宣言する。当日、どこまでも卑劣な剛之助に立ち向かい、豪傑肌の許婚の眼前で朱之進の力が炸裂する! 一方、理世は競射会で怪我の介抱をするうちに朱之進が実の兄であることを確信し……(第三話「射止める者」)。将太がついに父と向き合う局面、おれんの新吉に対する想いの噴出など、感動場面が引きも切らない最高傑作巻!
義妹にちょっかいは無用にて 5
定価:748円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67216-9
発売日:2024年10月9日
拡大する
魅せた! 思わず目を疑うほどの絶技で射止めたものは? 朱之進の、卑怯な弟の妨害をはね返す“本物の強さ”に痺れる!!
拡大する
感動に次ぐ感動! 名シーン続出の最新巻!!
第一話「運命の輪」 許婚である従妹から逃げ続け、娶る気がない臣次郎が「嫡男でなくてよかった」と吐露した理由。
第二話「変化のとき」 父の付き人として間宮林蔵を訪ねた帰り道、謎の一味に襲われ、戦う将太。父からかけられた言葉とは。
第四話「別れの季節」 芦名屋の手代、新吉が怪我を負い、泣き続けるおれんに将太は本心を告げる。一方の理世も杢之丞に……。
関連作品