「昔ばなし」に別の「昔ばなし」の登場人物が絡む!? 昔ばなしにミステリを融合した人気シリーズの第３弾『むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。』や、シングルマザー刑事が一人娘とともに犯人を突き止める人気シリーズ第３弾『球形の囁き』、圧巻のリアリティと仁義なき武闘で女マル暴刑事を描く『桜の血族』など夏の暑さも吹き飛ぶパワフルな作品が目白押し！
異常な暑さが続く今年の夏を、双葉社の新刊でやり過ごしてみてはいかが？
斬新なアイデアで「昔ばなし」を塗り替えるシリーズ最新作！
むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。
青柳碧人
一世を風靡したといっても過言ではない、日本の昔ばなしをミステリーで読み解いた「むか死」シリーズの最新刊にして最終巻。あっと驚くミステリーのもとになった昔ばなしは「こぶとりじいさん」「耳なし芳一」「舌切り雀」「三年寝太郎」そして「金太郎」──いずれも趣向を凝らした、これまでの作品に勝るとも劣らない作品集。
新聞記者となる娘が理系脳で犯人を突き止める！
球形の囁き
長岡弘樹
45万部超のヒット作となった『傍聞き』の表題作で、主人公を務めたシングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。新聞記者になることが将来の夢だった小六の菜月が高校生、大学生となり、そして夢を叶えたなかで数々の事件に遭遇する。母娘の際立つ推理力が導き出した、難事件の真相とは？ 前作『緋色の残響』に続く、母娘シリーズ短編集の最新刊！
もっとも愛と暴力に満ちた女マル暴刑事、降臨!!
桜の血族
吉川英梨
警視庁暴力団対策課の刑事の妻であり、娘でもあった仲野誓の日常は一変する。夫の賢治が銃撃されてしまったのだ。誓は犯人を逮捕するため、「警視庁初の女マル暴刑事」である薮哲子とコンビを組む。復帰早々に日本最大の暴力団・吉竹組の元組員の会社で爆破事件が発生。この事件は本家と関東に分裂した吉竹組の抗争、そして賢治銃撃事件とも絡んでいるのか。マル暴刑事の執念と複雑化する暴力組織の闇、血飛沫舞うヤクザの生き様から目を離せない。警察小説のヒットメ―カーが描く、規格外のマル暴女刑事！
どれだけ世界が変わっても、この感情だけは──
沈没船で眠りたい
新馬場新
加速度的に発展するAIによって、人間の就く職が減少することを憂いた人々が機械の打ち壊し運動を起こす最中、首謀者と関わりを持つ一人の女子学生が機械を抱いて海に飛び込んだ。彼女はなぜ、機械と心中まがいの行動に至ったのか──？ 絶えず変化していく世界を、その中に生きる人間を、変わらずに愛することが出来るかを問う、慟哭のシスターフッドSF！
