歴史時代作家クラブ賞受賞作『鳳凰の船』、第二作『楡の墓』に続く、北海道開拓期を背景に描いた短編集。ゴールド・ラッシュに翻弄された人間の悲哀/「ウタ・ヌプリ」。新天地・樺太への玄関口が静かに見守る親子の情愛/「稚内港北防波堤」。戦争に躍らされた炭鉱の末路とささやかな希望/「小さい予言者」。道内在住の著者がかつてない視点で浮き彫りにした、まったく新しい北海道の歴史の横顔。深い余韻を残す五編を収録。
小さい予言者
定価:880円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52767-4
発売日:2024年7月10日
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『鳳凰の船』歴史時代作家クラブ賞受賞作に続く三部作、全文庫化!
誰も知らない北海道の物語
とんでもなくいい作品でした! 教科書に採用してほしいぐらい。時代を越えて読み継がれてほしい。
未来読書研究所共同代表 田口幹人氏