*ゴールド・ラッシュに翻弄された人間の悲哀――「ウタ・ヌプリ」
*お雇い外国人の鉱山学者ライマンが、帰米後に受け取った贈り物――「費府(フィラデルフィア)早春」
*日蝕がもたらした道内初の公立図書館、そこに見た少女の夢――「日蝕の島で」
*新天地・樺太への玄関口が、静かに見守る親子の情愛――「稚内港北防波堤」
*戦争に躍らされた炭鉱の末路と、ささやかな希望――「小さい予言者」  
全五編収録!