北町奉行所の与力森山平内とのエレキテルをめぐる因縁はひとまずの決着を迎えた。しばらく抱えていた懸念ごとがなくなり、さて愛孫の桃子をいっそう可愛がってやろうと意気込む愛坂桃太郎だったが、安堵したのも束の間、またぞろ厄介そうな相談が持ち込まれ……。大人気時代小説シリーズ第六弾!