試し読み
小説

むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。

青柳碧人[著]
むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。
あらすじ

「花咲かじいさん」や「つるの恩返し」といった昔ばなしをミステリで読み解いた大人気シリーズの3巻目にして最終巻が登場した! 今回取り上げるのは「こぶとりじいさん」「舌切り雀」など全部で5話ですが、ひとすじ縄ではいかないお話ばかりになりました。各話の冒頭を『試し読み」でどうぞお楽しみください。

『むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。』試し読み
こぶとり奇譚
陰陽師、耳なし芳一に出会う。
女か、雀か、虎か
三年安楽椅子太郎
金太郎城殺人事件
青柳碧人(あおやぎあいと)
1980年千葉県生まれ。早稲田大学卒業。2009年『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞してデビュー。19年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』は多くの年間ミステリーランキングに入り、本屋大賞にノミネートされた。数々のシリーズ作品のほか、『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』『むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。』『クワトロ・フォルマッジ』『怪談青柳屋敷』などがある。