いよいよ最強を決めるトーナメント「闘天 TOUTEN」が始まるが、そこに丹波文七の名前はなかった。文七は主催者の道田薫に出場を打診されたが、答えを保留していた。出場する翁九心とは闘いたいが、迷っている。翁九心には、かつて文七の試合直前に対戦相手だった梅川丈次を野試合で壊わされた因縁があるが、大会に出ることは道田の飼い犬になることで、気が乗らない。そんな文七の心を道田は見抜いていた。そして、道田は翁九心と過去に何があったのかを文七に語り出した――。