誰にも負けたことがない少年、立脇如水。大関・大破山を父に持ち、生まれながら強かった。立脇はなぜ北辰館の門を叩くいたのか? なぜ父を殺した葵文吾と闘うのか? カイザー武藤、マンモス平田、姫川勉、京野京介――万博コロセウムで繰り広げられる死闘の果てに、漢たちの真実が見えてくる。「闘人市場」を主催する道田薫は、松尾象山と巽真に「翁九心と闘りたくないかね」と話を持ちかけていた。そんな中、次の試合で丹波文七と闘う予定だった梅川丈次の前に、翁九心が現れた。いったい、何のために――?