今の丹波文七は怖くない…。姫川勉の言葉が文七の胸に刺さっている。ひとり控室に残った文七は微かな音を耳にした。ドアを押し開けて、ぞろりと入ってきた男…葵文吾が言った。「きさまを倒して、おれが姫川とやる」密室の死闘! 姫川戦に出場するのはどっちだ!? 餓狼伝シリーズ、衝撃の第10弾。