戦国筑後の盟主・柳川の蒲池家。嫡男の鎮漣はその気弱な性質から姫若と揶揄されて育った。永禄元年(一五五八)毛利元就の豊前侵攻により九州は乱れ始める。佐嘉の龍造寺が毛利と画策した「大友包囲網」は大友に仕える鎮漣の活躍によって崩れた。結果、大友・龍造寺・島津の勢力争いはあたかも大陸の三国時代かのように拮抗し、裏切りも横行するなか、領主・鎮漣の戦いはひたすらに柳川の民を守るためにあり。殺戮増やすまじ。弱肉強食の時代に一筋のやわらかな光を射し込む名君の、知られざる感動の生涯。
定価:1,980円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24832-6
発売日:2025年7月25日
弱いし、強い。
その名は蒲池鎮漣。筑後、柳川にあり。
こんな男が実在した! 熾烈な戦国九州の覇権争いのなかで、要衝を治めるがゆえに有力大名の間で翻弄され続ける領主がいた。日本史上、ほぼ無名な男の、温和で戦国武将らしからずとも己の道を貫いた波瀾の生涯!
関連記事
試し読み
関連作品