1972年春。本土復帰を控えた沖縄では、それまで使用されていたドル札を円に交換する必要があるため、島中の現金を回収していた。そんな最中、現金輸送車が襲われ100万ドル(当時のレートで3億円以上)が奪われてしまう。本土復帰の直前であり、高度な外交問題に発展する恐れがあるため、琉球政府および琉球警察上層部は日米両政府に秘匿したまま、極秘裏に事件を解決するよう指示をする。任務をうけた真栄田太一警部補は、様々な葛藤を抱えながら事件解決に挑むが……昭和史ミステリーの新鋭が描くノンストップサスペンス
渚の螢火
定価:858円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52838-1
発売日:2025年4月9日
沖縄本土復帰までに
島に潜む100万ドル強奪犯を捕まえろ!
2025年秋WOWOWにて放送・配信
「連続ドラマW 1972 渚の螢火」として
テレビドラマ化決定!
主演:高橋一生
沖縄を象徴する主人公が事件の捜査に当たり、アメリカ占領下、沖縄の地に積み重ねられていった理不尽、矛盾を目の当たりにする。(中略)そんな物語の最高潮に沖縄返還その日をぶつけることで、本作は円環の輪を閉じるのだ。実にスマートな終盤戦である。(谷津矢車「解説」より)