2010年5月放送のNHK『MUSIC JAPAN』の「アイドル大集合SP」。当時は知名度が低かった、ももいろクローバーが『行くぜっ!怪盗少女』を披露。この日から、ハロプロでもないAKBグループでもない「第三極」の存在が頭角を現していき、〝アイドル戦国時代〟の様相を見せた。それから10年以上。芸能界の力学から離れ、ステージの魅力だけで〝天下〟がとれると、誰もが夢想した幸せで過酷な時代を生きて、現在はグループアイドルを卒業した女性たちにあの頃と今を聞く。ブームを走り切った元・グループアイドルと、彼女たちと伴走してきたフリーライター、あの時、彼ら彼女たちは何を夢見たのか。