●ストーリーA:「ねえ。嫌な予感がするの」少女はそう言って電話をかける。やがて、その相手と思しき女性が襲われる。●ストーリーB:「先生の新作小説、あれは先生が実際に関与した事件がもとになってるんですよね」男は作家に電話をかける。やがて、作家に男から原稿が届く。●ストーリーC:「いやな予感がするんです」男は老女に話しかける。それは、完全犯罪の始まりを告げる一言だった……。■A・B・C。3つの物語が交差するとき、思わぬ事件の真相が立ち上がる。仕掛けに満ちた長編ミステリ。
定価:1,760円(税込)
判型:四六判
ISBN:978-4-575-24532-5
発売日:2022年6月22日
入れ子構造×ミステリー
この小説は3つの物語からできています。
視点が変わり、時系列も変わります。
あなたは謎をどう読みときますか。
電話である予感を伝える少女の物語〈ララ〉
老女を陥れる犯罪を企てた男の物語〈ジュン〉
犯罪小説が送られてきた作家の物語〈シイナ〉
物語それぞれの関係性が明らかになった時に新たな物語が立ち上がる、仕掛けに満ちたミステリー
17歳の少年・ノアは、湖畔のホテルで働いていた。
そんなある日、ノアは同僚のララが電話をかけている声を耳にする。
「ねえ、いやな予感がするの。うまくはいえないけど、ここ数日間、気をつけたほうがいいと思う」
一方、作家のシイナのもとに男から電話が入り、その後原稿が届く。
その原稿は、こう始まっていた。
「いやな予感がするんです」
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