『怪奇大作戦』の終了から2年。栄光の〝タケダアワー〟からの脱落、金城哲夫の不在、円谷英二の死…逆風が吹きすさぶ中、円谷一以下のスタッフは、もがき苦しみながら新番組の制作に挑んだ。そして1971年4月2日、ついにウルトラマンが復活した。『帰ってきたウルトラマン』第1話「怪獣総進撃」は、巨匠・本多猪四郎を監督に迎え、充実したドラマと特撮で26.4%の高視聴率を獲得した。円谷プロが、夢の映像工房としての輝きを取り戻した瞬間だった。だが、それはさらなる苦闘の始まりに過ぎなかった…。ファン待望のドキュメンタリー第5弾。