試し読み
小説

犬は知っている

大倉崇裕[著]
犬は知っている
あらすじ

癒やしのファシリティドッグのピーボと、わけあり警察官が知られざる重大事件を鮮やかに解決! 史上初!? 犬が主役の警察小説が登場!
ファシリティドッグのピーボは警察病院の小児病棟に常勤して患者の治療計画にも介入する癒やしのゴールデンレトリバーだが、実は密命を帯びていた。特別病棟に入院する受刑者と接し、彼らから事件の秘密や真犯人の情報などを聞き出すこと。死を前にした犯罪者はピーボに癒やされ、誰にも語ったことのない秘密を語り出すのだった。それを端緒にして、ハンドラーの笠門巡査部長とピーボは捜査を開始する──。本作の冒頭を特別公開!

犬は知っている
大倉崇裕[著]
判型:四六判
定価:1,870円(税込)
大倉崇裕(おおくら・たかひろ)
1968年生まれ。京都府出身。学習院大学法学部卒。97年「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作を受賞。98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞。「福家警部補」シリーズは、2009年、14年にテレビドラマ化されるなど人気を博す。また17年公開の映画『名探偵コナン から紅の恋歌』の脚本を担当し、21年には「ルパン三世 PART6」のシリーズ構成も担当している。「白戸修」シリーズ、「警視庁いきもの係」シリーズなど多数の著作がある。