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小説

したいとか、したくないとかの話じゃない

足立紳[著]
したいとか、したくないとかの話じゃない
あらすじ

うだつのあがらない映画監督の夫に愛想を尽かした恭子は、内緒でシナリオコンクールに応募、見事に最優秀賞を受賞し脚本家デビューを果たすとともに、経済的にも精神的にも自立しようとする。一方、不倫相手に捨てられた夫の孝志は久しぶりに妻を誘うが・・・・・・。発達障害の疑いがある息子の子育て、コロナ禍での不自由な生活に行き詰まった二人は、ついにぶつかり合うことに。NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で注目の脚本家が描く、罵声飛び交う夫婦の愛憎劇。

したいとか、したくないとかの話じゃない
足立紳[著]
判型:文庫判
定価:792円(税込)
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足立紳(アダチシン)
1972年、鳥取県生まれ。日本映画学校(現・日本映画大学)卒業後に、映画監督の相米慎二氏に師事。2015年に脚本を担当した『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。2016年、『14の夜』で映画監督としてデビューしている。作家としても『喜劇 愛妻物語』『14の夜』『弱虫日記』『それでも俺は、妻としたい』などの著作がある。2023年後期NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本も担当する。