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小説

五年後に

咲沢くれは[著]
五年後に
あらすじ

大阪の中学校で働く教師の華に、一人の女子生徒が言う。ある男性教師に告白したものの、返ってきた言葉は「五年後に言うてくれたらうれしいのに」だったと。それは華自身が、のちに夫となる男から言われた言葉であり、そして夫の命が奪われるきっかけとなった言葉でもあった。「教師」という人間を通して浮き彫りになる嫉妬や悪意、弱さや狡さを描きながらも、ラストに希望が射し込む4編を収録。第40回小説推理新人賞受賞作「五年後に」の冒頭を公開!

五年後に
咲沢くれは[著]
判型:文庫判
定価:748円(税込)
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咲沢くれは(さきさわ・くれは)
大阪府生まれ。立命館大学二部文学部卒業。2018年「五年後に」で小説推理新人賞を受賞(選考委員/桜木紫乃、朱川湊人、東山彰良各氏)。現役の中学校教師ならではのリアルな描写が注目を集める(のちに退職)。20年、受賞作を表題にした短編集『五年後に』でデビュー。