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小説

ごんげん長屋つれづれ帖(三) 望郷の譜

金子成人[著]
ごんげん長屋つれづれ帖(三) 望郷の譜
あらすじ

岡場所で賑わう根津権現門前町にある裏店、通称「ごんげん長屋」に住まうお勝は、女手一つで三人の子を育て、女だてらに質屋の番頭を務める大年増。気っ風がよくて情に厚く、「かみなりお勝」とあだ名される彼女の周りでは、なにかと騒動が巻き起こり――。時代劇の超大物脚本家が送る、笑いと人情たっぷりの江戸の市井のホームドラマ。三巻に収録の「望郷の譜」を試し読みでお楽しみください。

ごんげん長屋つれづれ帖 【三】 望郷の譜
金子成人[著]
判型:文庫判
定価:704円(税込)
金子成人(カネコナリト)
1949年長崎県生まれ。会社勤めのかたわら倉本聰に師事し、72年『おはよう』で脚本家デビュー。以来『太陽にほえろ!』『大都会』といった現代物から『鬼平犯科帳』『剣客商売』『御家人斬九郎』『水戸黄門』といった時代物、大河ドラマ『義経』など、数々の人気作品を手がける。2014年「付添い屋・六平太」シリーズ(小学館文庫)にて小説デビュー。軽快かつ深みのある物語展開と、人間味溢れる人物描写で人気を博す。主な著書に「かぎ縄おりん」シリーズ(小学館文庫)、「小梅のとっちめ灸」シリーズ(幻冬舎時代小説文庫)など。