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小説

残月記

小田雅久仁[著]
残月記
あらすじ

史上初の快挙! 本屋大賞ノミネート、吉川英治文学新人賞&日本SF大賞W受賞! 2021年の刊行以来、新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど20以上のメディアで紹介された小田雅久仁さんの『残月記』。ダークファンタジー×愛×ディストピア――ジャンルを横断して描く、「月」をモチーフにした三つの異世界の物語です。表題作と並んで高く評価されている収録作「そして月がふりかえる」の冒頭をご紹介します。月が裏側を見せた夜、大学教授の男が突如、自分の人生や家族を別の男に乗っ取られようとしていた――。この恐怖と不条理の先に、果たして出口はあるのか?

残月記
小田雅久仁[著]
判型:四六判
定価:1,815円(税込)
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小田雅久仁(おだ・まさくに)
1974年、宮城県生まれ。関西大学法学部政治学科卒業。2009年、『増大派に告ぐ』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年の『本にだって雄と雌があります』は、同年の「SFが読みたい!」国内篇で第7位、翌年の第3回Twitter文学賞国内部門で第1位となる。13年の短編「11階」が第25回SFマガジン読者賞国内部門を受賞。9年ぶりの著作『残月記』で2022年本屋大賞第7位、第43回吉川英治文学新人賞、第43回日本SF大賞を受賞し、23年の「SFが読みたい!」国内篇で第3位となる。