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小説

祝祭の子

逸木裕[著]
祝祭の子
あらすじ

かつて、宗教団体〈褻〉のトップ・石黒望は、自分が洗脳し育てた子供たちに命じ信者らを殺害する。殺人を犯し生き残った子供は〈生存者〉と呼ばれ、彼らは事件後も生きづらさを抱えて生活していた。時が経ち、生存者のわかばは警察に石黒の遺体が発見されたと聞くが、その後何者かに襲われる。共に暮らした仲間と再会するが彼らもまた被害に遭っていた……。ミステリー界注目の作家が贈る新境地!

祝祭の子
逸木裕[著]
判型:四六判
定価:2,035円(税込)
逸木裕(イツキユウ)
1980年東京都生まれ。学習院大学法学部卒。2016年「虹になるのを待て」で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞。同年、『虹を待つ彼女』と改題しデビュー。著書に『銀色の国』『空想クラブ』『五つの季節に探偵は』『風を彩る怪物』などがある。2022年に「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。