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小説

団地のふたり

藤野千夜[著]
団地のふたり
あらすじ

保育園からの幼なじみの二人は50歳を迎え、共に独身。生家の築60年の団地で暮らす。部屋に入り浸っては手料理を一緒に食べ、ときにはささいなことでケンカもする。高齢のご近所さんのために、一肌脱ぐこともある。平凡な日々の中にあるちいさな幸せや、心地よい距離感の友情をほっこりと優しく描いた物語。こちらで第一話をお楽しみください。

団地のふたり
藤野千夜[著]
判型:文庫判
定価:693円(税込)
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判型:文庫判
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藤野千夜(ふじの・ちや)
1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年『午後の時間割』で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞。他の著書に『ルート225』『君のいた日々』『編集ども集まれ!』『時穴みみか』など多数。『団地のふたり』は24年9月に、小泉今日子と小林聡美のW主演ドラマで放送され好評を博す。25年に『じい散歩』で第6回宮崎本大賞を受賞、続編に『じい散歩 妻の反乱』がある。近著に『団地メシ!』がある。