イラストレーターながら今はネットで不用品を売って生計を立てるなっちゃんこと奈津子。大学の非常勤講師を掛け持ちしながら生活するノエチこと野枝。そんな幼なじみの二人は50歳を迎え、共に独身。生家の築古団地で暮らす。奈津子の部屋で手料理を一緒に食べ、時にはささいなことでケンカもする。高齢のご近所さんのために、二人で一肌脱ぐことだってある。平凡な日々の中にあるちいさな幸せや、心地よい距離感の友情をほっこりと優しく描いた物語。ドラマ化決定。
団地のふたり
定価:693円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-52765-0
発売日:2024年7月10日
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二人がお互いを知り尽くしているという表現がくり返し出てくる。
「だいじょうぶ。ノエチのいいところも悪いところも、私、知ってるから」
もちろん、ノエチも同じことを奈津子に思っているだろう。
それでもなお、一緒にいたい、一緒にいられる、という関係性を育てるためには、いったい、何が必要なのか。この本を読んで今一度、考えてみてもいいかもしれない。
原田ひ香(解説より)
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プレミアムドラマ「団地のふたり」
NHK BSプレミアム4K/BS 2024年9月より放送予定
出演 小泉今日子 小林聡美 ほか
ドラマの詳細についてはこちら
https://www.nhk.jp/g/blog/odv1j3f7uso0/
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