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小説

繭の中の街

宇野碧[著]
繭の中の街
あらすじ

歴史の中で多くの出会いを見届けてきた神戸の街を舞台に、様々な形の出会いと別れ、あるいは破壊と再生を描く短編集。ある時は運命的な男女の出会いを、ある時は破滅的でさえある恋を、またある時にはパラレルワールドに存在する神戸での不思議な邂逅を描く。読後感も、時にジャンルさえも全く異なる独立した物語たちである一方、それらは確かな繋がりを持ち、それぞれに響き合って世界を美しく彩る。読み終わった後、誰かと語り合い、分かち合いたくなるような魅力に溢れた1冊。

繭の中の街
宇野碧[著]
判型:四六判
定価:1,870円(税込)
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宇野碧(うの・あおい)
1983年神戸市出身。放浪生活を経て、現在は和歌山県在住。旅、本、食を愛する。2022年、ラップバトルを通じて母と息子の対話を描いた『レペゼン母』で第16回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。近著に『キッチン・セラピー』(講談社)。