徳川時代の黎明期を駆け抜けた親友二人の波乱の人生を壮大なスケールで描く人間ドラマ。幼なじみの多聞と龍之進は関ヶ原の戦場で人買いに捕まるが、片や宣教師、片やポルトガル商人に拾われ、長崎で運命の再会を果たす。禁教政策や陰謀に遭い、それぞれ日本の地を離れた二人は遠くマカオでまたも巡り会う。互いに苦難を乗り越え、成長し活躍するも、突如オランダ軍がマカオに侵攻。守るべきもののため二人は激戦の中へ――「手に汗握るとは、このことか」(書評家・細谷正充氏)と絶賛されたスペクタクル感動巨編、待望の文庫化。
定価:1,100円(税込)
判型:文庫判
ISBN:978-4-575-67271-8
発売日:2026年1月14日
永遠の友情、恋、信念。別離と再会を繰り返す運命の絆
関ヶ原の戦いで親を失ったばかりか、戦場のどさくさで人さらいに遭い、不幸のどん底に突き落とされた幼なじみの親友ふたり。それでも悲運にめげず、南蛮貿易商人、イエズス会士、それぞれの道を得、人生を切り開いていく壮大かつ爽快な物語!
江戸幕府のご政道に、個人は無力だ。でも、差別にも迫害にも、ぼくらは決して負けない! たとえ、離ればなれでも……。
一読したあと、タイトルを改めてじっくりと見比べてみると、多聞と龍之進の二人が、さまざまな苦難を周囲の協力を得ながら、一つ一つ乗り越えて、まっすぐに成長していくその姿が改めて思い浮かんできて、胸に熱いものが湧いてくる。小説、それも大河小説をじっくりと読み込んでいくことの喜びは、そんなところにあるのだろうと、本作を読んでいると気付かされる。
――日本大学名誉教授・文芸評論家 小梛治宣氏「解説」より
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