孫娘に会った帰り道、華町源九郎は武士にかどわかされかけた娘を助けた。過去の記憶も名前さえも思い出せない娘を、長屋の住人は「お鶴」と呼び面倒を見る。お鶴を助けたい一心で騒動にのめり込む源九郎の前に立ちはだかる玄宗流の凶刃。鏡新明智流危うし! そして、お鶴の素姓は……? 大好評シリーズ第六弾!!