料理茶屋に遊んだ旗本が帰宅途中、若い女に起請文と艶書を掏られ、大金を強請られた。時を同じくして小料理屋を営むお吟の父親が何者かに殺害された。行き掛かり上、ふたつの事件に首を突っ込んでしまった華町源九郎は、真相解明に乗り出すが……。鏡新明智流の剣が闇に潜む難敵を斬る。