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 2024年がスタートした1月。

 有吉弘行は真剣に「メモ」と向き合ってくれているようだった。そこには苦悩ともいえる文章が綴られていた。

 

「メモ。忘れないように要点を書きとどめておくこと。その書いたもの。覚え書。備忘録。だそうだ。

 締め切りがあるから無理してメモをするなんてことはおかしなこと、メモでは無いのです。無理なメモなど便所の落書きと言ってもいいでしょう。

 本当のメモなのか、便所の落書きなのか、そこは読者の方には分からないかも知れませんが、私は分かります。

 自分が嘘をついているか、ついていないのかを。

 私は自分に嘘をつきたくありません。

 無理なメモなど書き留めたくないです。

 だからと言って締め切りを守らず、真実の為だ! 便所の落書きのようなメモなどせん! と大声で叫ぶようなこともしたくはありません。

 メモ。

 忘れないように要点を書きとどめておくこと。その書いたもの。覚え書。備忘録。

 

 本当にそうなのだろうか?

 それだけなのか?

 まだ分かってないこともあるだろう?

 

 メモ。メモ。メモ。。。」

 

 有吉氏から提示された「メモ」の概念。果たして「メモ」とは一体何なのか──。真実はこの連載の中で見つかることを切に願う。

 

 

157. 枠が大事。ゴスペラーズの枠がいまリトグリ。

 

158. 人の曲歌うぐらい歌唱力欲しい。

 

159. ヒコロヒー、ミュージックステーションで、歌は下手、『喋りは得意だけど』歌は苦手とコメント。

 

160. コンプレックス、シークレットブーツ履くか整形するか、そこ以外で突破するか色々だなー。

 

161. ブースト仕事はどこかでやめなきゃ。

 

162. 誰が死んでて、誰が生きてるのか分かんなくなるな。(要注意)

 

163. クラッシャーバンバンバンクシー。

 

164. 公共じゃない水族館高くて驚く。

 

165. 一日署長の人選。

 

166. とりあえずこのメモ忘れてた完璧に。

 

167. 忍野八海は中国人が多い。

 

168. 口開かずに喋るやつは偉そうなこと言う。

 

169. 月面着陸。

 

170. 殺害予告。

 

171. 子供の頃は親父に似ていたのに最近は母親に似てきた。

 

172. 大阪なおみ東京よしお。

 

173. やっぱりチップスター。

 

174. 出川祭り、みんな楽屋一緒で嬉しい。

 

175. きんぴらのパンって定番。

 

176. どこのカレーが好きですか?って聞かれても相手のカレー好き度数が低いと答えても無駄だから、CoCo壱って言う。

 

177. 毛布の毛玉集めて商売できませんか?

 

178. 手帳使わないのに買ってしまうなぁ。

 

179. 便所って言う子供いない。

 

180. 枕は一生自分に合うものは無い。

 

181. 寿司屋の件、そこにいたら絶対モメごとに参加していただろうなと思うとタメ息。

 

182. 車をぶつけられた、被害者なんで取り調べも早くて仕事間に合ってよかった。

 

183. 犬寝過ぎ。

 

184. どんぐりから虫が湧き出る話。

 

185. 豪徳寺に住んでたころの記憶無し問題、どうやったら思い出すのか、これは記憶喪失の一種なのか、ただの老化からくる物忘れなのか、疑問が多い。

 

186. 母親がカニが好きだと80になって打ち明ける、家族にカニ好きがいなかったこと、値段が高いこと、タイミングがなかったこと、犯行自供のような告白、それならばとカニを食べに行くと、生は臭みがあるとか、思ってた感じのカニ酢じゃないとか結構文句多くて笑う、今後カニを贈ろうかと問うと、肉が良いとのこと。

 

187. 課金音頭。

 

188. 地裁、高裁、最高裁の順番であってるのか。

 

189. 新番組、取るホクロ取らないホクロ。

 

190. ヒモの結びかた知ってる人尊敬。

 

191. 1番美味しい豆腐と1番美味しくない豆腐を食べ比べさせて。

 

192. 枝豆にもっともっとすごい栄養や効能があればずっと食べてられるのに!もっと食べられるのに!

 

193. 冨永愛の着物CM。

 

194. 外国人が日本食を食べて喜ぶ映像好き過ぎて自分で驚く。

 

195. タワーレコードの店舗が今や日本にしかないって信じられるか! おい! マジかよ!

 

196. メモ面倒。

 

197. ヒーローアカデミア難しい。

 

 

 文末には、こんな一文は添えられていた。

 

「正月休みもありましたので、正直やる気はありませんでした。すみません」

 

 編集部も「166.」と「196.」のメモは見なかったことにして、来月の原稿を待ちたいと思う。

 

(第6回へつづく)